京都ハンズ | 日記 | 三方よし。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の商魂です。ここんところの不況で、詐欺や強迫まがいの一発商法が目立ちますが、永く商売を続けて成長していくためには当然この三方よし精神が必要だと思います。しかしながら、デフレスパイラル状況もみられるこの時期、なかなかこのバランスを取るのが難しいようです。たとえば牛丼戦争では、「あまり価格競争するのはよくない」とした吉野家が不振ですし、衣料品もGMS系までもがユニクロに追随してよりシンプルによりお買い得にという方向に力をいれています。三方よしが見事にはまているのは、結局海外へのインフラセールス位ではないでしょうか。新幹線、太陽光発電、下水道インフラ、光媒等。ますます、大企業は栄え、 価格競争等についていけなくなった中小零細は先細り・・・・・という状況が続く気がします。 ここは他人頼みで情けないのですが、政治のほうで、エコPOINTに続く刺激策をバンバン打ち出してほしいモノです。 とくに、ゼネコンは売上前年比８０％割れ状況です。京都市の町家改修補助のような特例をいろいろ制度化してもらえると、毛細血管まで（我々のような）その効果が浸透してくると思います。