TOP > 京都ハンズ 日記 > 昭和史実録。リサイクルの原点はホルモンにあり!
京都リサイクルhansの大将ですリサイクルの発想は、当然昔からあったようですが、いまひとつイメージが暗い貧しいという後ろ向きな考え方から逸脱できずにいたようです(落語の世界は違いますが・・)
やはりリサイクルがお天道様のもと、堂々としたポリシーおよび前向きになってきたのは、昭和20年を境にしているようです。
金もなく家もなく、朝から晩まで必死に働いて、エネルギーの補充が必要な時、人間は肉食を好みます。
そこで誰が考え付いたか、従来本場でも廃棄していた部位(ほーるもん)をホルモン料理という名で、
焼き肉料理の中でも大特価で提供したのです。
黒岩重吾および堺屋太一・私の父説では大阪天神橋筋かいわいとのことで、京都は西院、神戸は新開地あたりとおもわれます。
当時は酒もなくて、酔っ払うためにメチルアルコールを一気に飲んでダッシュして気持ち良くなった人も
多かったとのこと。かわりに、胃腸障害や目の障害に陥った人も多々あったといいますが・・・・
いずれにせよ、ホルモン料理というのは、人間の知恵が詰まっていると同時に、何かしら明朗快活
笑いエネルギーといった前向きの活力を与えてくれます。
やはり、何の商売でも、人さまをげんきつけられるsystem/productを新たに生み出したいものです。